十字架に鎖を




その思いを抱えて家に帰ると、いつものように珠妃が部屋にいた。


「おかえりー。」


珠妃は本を読んだままそう言う。


それすらもうまく思考できない。


珠妃からはすごく甘い匂いがしていた。