【亜香里】



痛い…。



蓮司が中に入ってきてからしばらくたった。



痛いよ…。



でもなんだか幸せ。



「すげぇ好き。」



蓮司に耳元で囁かれる。



普段はそんな事絶対言わないのに…。



気が付くと痛みが少し引いてた。



「蓮司…。キスして…。」



蓮司は優しく笑ってキスしてくれた。



あたしも好き。



いつの間にかこんなに好きになってた。



終わった後も蓮司は優しくて、『よく頑張ったな』って言って頭を撫でてくれた。



あたしは蓮司に包まれて幸せな気持ちで眠りにつく。



「朝だよぉ♪起きろー♪」



次の日は凛に起こされた。



「あ、ごめん…。じゃ、後で。」



凛はそう言って蓮司の部屋を出て行った。



何で!?



頭に?を浮かべてたら、



「服…。着っか…。」



服?



ぎゃぁぁぁぁ!!!!



それからあたし達は蓮司の家を後にした。



凛はあたしを見てずっとニヤニヤしてたのは言うまでもない…。