「チョコ~♪」

「あっ…。サンキュ…。」



髪を乾かし終わってから蓮司にチョコを渡した。



「亜香里が作ったのか?チョコ溶かして固めただけ?他になにも入れてねぇ?」

「そうだよ?他は何も入れてないけど?」

「じゃあ食わせて。」



蓮司がチョコの入った箱をあたしに渡して来た。



あたしはチョコを1つ取って蓮司の口に持っていく。



「違う。口移しで食わして。」

「えっ!?そんなの無理だよ////」

「じゃあ俺が食わせてやるよ♪」



またニヤって笑ってる。



「んっ…。」



蓮司とあたしの口の中には1つのチョコ。



チョコがなくなるまでの長くて甘いキス。



甘過ぎて溶けちゃいそう…。



「亜香里って甘いな。」

「蓮司だって甘いよ////」