「亜香里、今日も部屋来るよな?」

「行かないし!!」

「俺のメシ…」

「あたしは家政婦じゃない!!」



更に怒った…。



どうすりゃいいんだよ…。



しかたないから放課後に俺の店に顔を出した。



「きゃ~♪蓮君制服姿だよ!!」

「本当だ!!超レア////」

「いらっしゃいませ♪ゆっくり見てってくださいね♪」



作り笑顔で接客してからスタッフルームに入る。



「鳴瀬~。亜香里がキレたぁ…。」

「お前明後日からパリだろ。ケンカなんかしてんじゃねぇよ…。」

「それでケンカしたんだよ。それよりメシ食いに行かね!?」

「蓮の奢りなら行ってやるよ。」



俺は鳴瀬とラーメンを食う。



「何でラーメンなんだよ…。稼いでんだからもっといいもん食わせろ。」

「鳴瀬だって金持ってんじゃん…。それにしても亜香里、どうすっかな…。」