【蓮司】



渉のヤロー。



何気にハードル上げてんじゃねぇよ…。



亜香里がめちゃくちゃ緊張してんじゃねぇか…。



「はい♪スタート～!!」



渉の一言で裏方の恭一音楽をかけた。



「先輩服選んで!!」

「マズ、そのメガネはナシ。外せ。」



俺はモサ男のメガネを外させてから服を選ぶ。



「イメージは…。爽やか少年。」

「了解♪」



渉がワックスやスプレーを使って髪をセットする。



俺は服とアクセ類を選んでモサ男に手渡した。



「裏で着替えて来い。」



俺達は次の男を改造にかかる。



亜香里は…。



ガチガチじゃねぇか…。



やっぱり無理だったか？



そんな亜香里とは対照的に凛は鼻歌何か歌いながらコテで髪を巻いてた。



「亜香里。」



俺は亜香里に近づき震えてる手を握る。



「この子、キレイになったら告白したいんだって。だから、少し手をかしてやれ。」

「無理だよぉ～;;;」



亜香里は半泣き…。