俺様彼氏とあたしの関係。

「亜香里、荷物置いて、準備できたら外に集合だって。」

「うん♪でもさ、みんなそのままでいいの!?」

「そのままって?」

「みんな有名人なのに…。」



その事か…。



俺は別に世間にばれても困んねぇからいいけどな…。



「蓮司君は今から化けます♪」



俺は洗面台へ行き、黒いスプレーで髪を真っ黒くした。



そしてオールバッグ。



ついでにサングラス。



「完成♪」

「蓮司君…。カッコイイけど…。どっかの若頭みたい…。」



若頭!?



「どちらかと言うとワイルドって言ってほしかった…。」

「わ、ワイルド!!」

「じゃあ行くか…。」



若頭と言われて少し気分が落ち気味になったけど、取りあえず外に出た。



「先輩…。ヤクザ!?」



殺すぞ。



そんな渉はキャップとサングラス。



「蓮司ってカタギじゃねぇの!?」



恭一まで…。



そんな恭一は学校の恭一…。



俺だけ浮きすぎ!?