俺様彼氏とあたしの関係。

あたしは席に座って、今日の授業で使う教科書を全部机の上に置いた。



その教科書を持ってモモに近づく。



「モモ、まだ教科書来てないんでしょ?あたしは蓮司と見るから、コレ使って♪」



モモは呆気にとられた顔をしてた。



「悪いからいいよ!!あたし、蓮司君に見せてもらうし♪」

「遠慮しないで♪蓮司はあたしとくっつきたいみたいだから♪」



蓮司君!?



なれなれしく下の名前で呼ばないでよ!!



「そう…。じゃあ借りるね♪ありがとう亜香里♪」

「困った時はお互い様でしょ?友達なんだから!!」



そう言ってあたしはモモの席を離れた。



「亜香里?」

「何?」

「山城さんと何かあった?」



凛はあたしの様子を気にして声をかけてくれた。



「何もないよ♪」



これはあたしの戦い。



凛には頼らない。