そして悩みまくる事30分。



「店長、コレにするわ!!」



俺のイメージを壊さずに、なおかつ亜香里にも似合いそうなのを選んだ。



「高いぞ!?」

「いくら?」

「男が22万で女が18万。」

「キャッシュで♪」



俺を誰だと思ってんの?



何気に稼いでるんですよ♪



「高校生のくせに…。」



店長はボソッと嘆きながらも小さい箱に入れて、クリスマス仕様にしてくれた。



俺は店を出てまた撮影に戻る。



最近タレントになれって話がよく出る。



でも俺はテレビとかあんまり…。



疲れんじゃん?



しかも亜香里に会う時間がこれ以上減るのは避けたい。



俺っていつからこんなに亜香里が好きになったんだ?



はぁ…。