「亜香里、クリスマスドコにも行けねぇ。仕事早めた。」

「うそ~!!まぁ仕事なら仕方ないか…。」

「プレゼントは何をお望みで?」

「んー。ペアリング♪」



クリスマスなのに亜香里を1人にするのは少し申し訳ないから、せめてプレゼントだけでもな…。



まぁ夜には帰って来るし。



そして俺は撮影の合間に指輪を探しに行った。



「いらっしゃいませ。あぁ!!蓮か!!」



ここは俺のよく来るアクセサリーショップ。



通い詰めてたら店長と仲良くなった。



「店長、彼女にペアリング欲しいって言われたんだけど、俺っぽい指輪ない?」

「蓮っぽいやつか。コレとか。」

「あ、いいな♪でもアイツに合わねぇ…。」

「お前こだわり過ぎてっから難しいんだよ…。自分で探せ。」