「今呼んでやるよ。」



すると蓮司は誰かに電話をかけた。



しばらくしないうちに、ドアをノックする音が聞こえた。



来るの早すぎない!?



蓮司がドアを開ける。



「よぉ蓮司!!」

「早いな恭一。」

「あ、誰かいんの?」



そう言って部屋にあがって来た人を見ると、



「あぁぁぁ!!金森恭一!!何で!?何でここにいんの!?」



金森恭一。
人気タレント…。
最近は歌も出したらしい…。



「もしかして噂の亜香里ちゃん!?カワイイ~♪」

「触んじゃねぇぞ。」



だから何でいるの?



あたし学校で見た事ナイよ?



「亜香里、コイツ学校では目立たないように、地味~に変装まがいの事してっから。」



あ、説明ありがと。



「お前ら最近イチャつき過ぎ~♪」

「亜香里の声は聞こえたとしても聞くな。」

「無理だよ隣なんだから~。」



隣!?



「あ、ちなみにコイツの本名、赤沢恭一ね。」

「はじめましてお隣さん♪」