蓮司もベッドから起き上がり、冷蔵庫から箱を取り出して来た。



「誕生日おめでと。」

「これ何??誕生日?」

「ケーキ。今日お前の誕生日だろ…。」

「えっ!?あ!!そうだ!!」



最近いろいろ有り過ぎて誕生日なんて忘れてた…。



それから蓮司が買ってきてくれたケーキを一緒に食べた。



1ホール。



「俺もうイラネ。気持ちわりぃ…。」

「じゃああたしが食べる♪」

「食わしてやるよ♪」

「自分で食べられっん…。」



口に無理矢理ケーキを押し込まれた。



「うまい?」

「ん♪」

「口に生クリーム付いてる♪」



そう言って蓮司はあたしの口に付いてる生クリームを舐めた。



「わざとでしょ!!」

「悪い?」



悪びれた様子もない蓮司の顔が段々近づいてきて後頭部を軽く押さえられてキスされた。



「これプレゼントな。」



そう言ってあたしが着てた服を指さした。