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道場の門下生と稽古をこなし、夕方虎太郎と駅で待ち合わせてAXELに向かった。



虎太郎はカウンターに座るとジンを飲みながらＰ２と連絡を取った事を話し出した。



「あっちは範囲が広すぎて大変みたいね～」



「だろうな…まぁ、だいたい状況は酷似してるし、全てを回る必要はないだろ…」



そう右京が言うと虎太郎も頷いた。



「…実は天界である噂を聞いてさ…」



「…天界で？」



虎太郎の話は耳を疑う内容だった。



「…悪い…よく理解出来ない。もう一回話してくれ…」



「だからさ…天界の神の間でちょっとした抗争が起きたんだよ…。」



…抗争…？



「…天使達は…？」



「いや、まだ動いてない。俺はたまたまガブリエル様から聞いただけだし、そんなに知られていないのかもしれない。」



「あくまでも噂だけどね」と虎太郎は付け加えた。