「あれだけのイケメンを女達がほっとくと思う?手遅れになる前に結婚しちゃいなさい!」



「まさか、右京に限って…それにあっちはまだ22だよ?」



「甘い!男なんて頭で考えるより本能で動くんだから!」



妙に説得力のあるセリの言葉に一抹の不安が過る。



…結婚に踏み切れないのは浮気してるから…?



「いや、やっぱり右京は…」



「最近エッチしたのいつ?」



「えっ!?…な、なによ急に!」



「段々と回数が減ってきたら怪しいわよ?」



半ば呆れたように忍はセリを睨む。



「それは状況によるじゃん…うちは右京の仕事が忙しいし…」



その分、右京は毎日ちゃんと「好き」とか「愛してる」って言ってくれる。



だが、セリはそれすら「怪しい」と言い放った。