部屋の中は薄暗かった。


隊長の声が聞こえた。


「まだ、庁内にいるはずだ。

徹底的に探せ。

いいか、見つけたら直ぐに俺に報告しろ」


堕天使が扉をスルーして入ってきた。


堕天使は辺りを見回して、手代木を見つけた。


隊長が扉を開けて入ってきた。


「何だ。

ここに居たのか、憑き神を出っぱなしにしていないから、見つけるのに手間取ったじゃないか。

隠せるとは少しは進歩したようだな」