問題山積み

ドラマのように悲劇のヒロインぶるつもりは勿論ないし、そもそも悲劇を生み出したのは自分自身。
今のこの現状に悲しむような、そんな権利はない。
ただ、涼平のことを思えば、今まで抱いていた罪悪感など瞬時にどこかへ行ってしまった。
これから私はどうしたらいいんだろう。















それから、どうやって家に帰ったのか覚えてない。
多分いつも通りに駅まで歩いて、そこから電車に乗ったんだろうけど、その記憶がほとんどない。
気付いたら朝になっていて、私はいつも起きる時間に目を醒ました。
(正確には、その時間に目覚まし時計が鳴った)
鏡を見たら、きちんと化粧を落として、きちんとコンタクトレンズをはずして寝ていた。
私は、泣きもしなかった。
そのまま顔を洗って、歯を磨いた。
また1日が始まる。