何も言わずにあたしから 離れると台所に行ってしまった あたしはまだ、荒い息を 整えるので精一杯だった 「帰るよな?」 コクンと頷くのでせいいっぱいだった 呂黒はあたしの頭を撫でると あたしが落ち着くのを待って 車で送ってくれた 家についてベッドにダイブし さっきの事がずっと頭をよぎって 寝れなかった