紺青のテネレッツァ




「まぁ、儂は力を見たわけやないから何とも言われへんねんけどな‥」


困ったように笑う父さん



「僕の能力を見たのは‥」


「昨日もちょっと話したけど、恩人の朔夜や。

今日来る言うてたから、来たら一緒に話聞こうな」




僕の能力を知ってる人、
そして僕の命の恩人。


朔夜という名前を何度か頭の中で復唱してインプットする



会ったら、お礼して話聞かせてもらおう。



「ちょっと話それたけど、続けるで?」


僕の無言を肯定と受け取ってくれ父さんはまた話し出す