*07:00〜



「あれま、まだ翔太様が起きていらっしゃらないようじゃのう…はて、どうしたものか…。」

菊さんはそういって
チラっと私を見る。



「おお!鞠香!ちと翔太様を起こして来てくれぬか?」


「えっと…」



「わしは、岳人様に制服を着せておるからのぅ…」



「それでしたら、私が岳人くんに…」



「俺も、菊じゃなくて鞠香に着せてもらいたい〜!」

と岳人が叫ぶ。



「わがままいうで、ありません岳人様。ということで手が離せないから起こしてきなはれ。」



「…かしこまりました。」



と言う事で
私は翔太さんを
起こしに行くことになった。