★ 響 ★



「響〜、期末どうだったよー?お前またトップだろ!」


悠斗が俺の肩を叩きながらそう言う。


別にトップとる為に勉強してる訳でもねぇけど…

塾行く訳でもなく…

普通にみんなと同じ勉強してるつもり。


そんな俺だから成績結果なんか気にならない。


周りが教えてくれるし。



テストの結果なんかよりある悩みが俺の思考を支配してる。


一人で悩んでも悩んでも

どう悩んでも答えなでない…



沙来に話すべきか…


決断してから話すべきか…


ずっとグルグルと頭の中を回り続けるだけで…


逃げ出せたらどんなに楽だろう…と思う。



なぁ、沙来…


俺…


どーしたらいいんだよ…