★ 響 ★



日課の部日記を書いてる俺は沙来を待ってた…


鎖骨にある俺のシルシをつけて来る沙来を……




コンコン…



来た!



俺からドアを開ける。



もちろん笑顔。


いやデレデレの顔かも…



しかし



そこに立っていたのは…



同じクラスの矢崎志乃だった…





「はっ??何か用かよ?」


一気に冷めた気持ちで俺のテンションも急降下。

沙来だと思ってたから自分でもこの変わりようはおかしい…


「おい、何だよ…」


矢崎は…




「ちょっといい?話あるんだけど…」


そう言って返答する前に腕を引っ張られた。



「おい…おいって!」



部室から少し離れた所で止まった。


真剣な彼女の目は俺に何か言いたそうで気迫みたいなものを感じた…