学校で迎える昼休み。


私の周りにはいつもの様に夏帆と生嶋、水瀬さんの姿があった。




いつもの様に私に話しかけてくれる三人。




ちゃんと笑えてるんだろうか…?


なにか変な態度とってないだろうか…。


―――『何かが違う』


そう悟られたくなくて、私は必死にいつも通りを装った。




「そういえば今週末だねー、清涼祭」




話を切り出したのは水瀬さん。




そうだ。


私にとってNGワードの清涼祭は、もう目前に迫っていた。