あたしといくみは殴りかかろうとしたその時。



「言葉遣い、言葉遣いって言ってますけど、今はそんなことどうでもいいじゃないですか。そんなことより、あなたの教育の仕方を直しなさい。」



早坂だ。



「な!何を言ってるんだ!早坂先生!」



「私も途中から来たんでこの子たちの言ってることは真実か分かりません。でも、嘘じゃないかもしれません。きちんと聞いてあげましょうよ。」



あたしといくみは目を合わせた。