チェンジ!!


「どした?
 俺、変なこと言った?」

「ううん…。
 なんでもない…。」

そう、

なんでもない。
なんでもないんだ。

あたしは由香里の代わりなんだから…。

こんなの…

これからずっとある…。


グイッ

え?

「なんでもないのに
 そんな顔すんの?」

玲也の低い声が耳元で

聞こえて

抱きしめられていた。

でも、あたしの鼓動は

全くって言ってもいいくらい、

早くならない…。

「……おい?」

「…………。」

「…言わなきゃわかんない。」

「……なんでも……
 ないから…」

もう

これ以上関わってほしくなかった。

だから、

「帰って……」

「……は?」

「今日は帰って…」

「………。
 わかった……」

そう言って

玲也が部屋を出ていく。