放課後―― 私は鞄に荷物を入れて帰ろうとする。 すると那奈が来て、 「一緒に帰ろっ?」と笑顔で言ってきた。 私はその一言が嬉しくて、うん、と頷いた。 帰り道、友達と遊びながら話しながら帰るのが、少しだけ憧れの夢だった。 だから私は今とても嬉しい。