水晶の涙




「やっぱり、そう来たか…」


ルナ先生は、自身のクリーム色の髪に触れながら苦笑いした


『?、やっぱり?』


「これは地毛なんだよ。」


「じゃあ…あれか?ハーフとか?ってか、外国人なのか?」


カイ君の言葉にも、ルナ先生はまたもや苦笑いしながら首を振る


「いや、親は両方とも国内の出だ。髪の色も、俺とは違って真っ黒。」


『じゃあ…生まれた時に、たまたま髪の色素が薄かったとか…?』


「いいや、僕の髪は生まれた当日は真っ黒だったよ。」


ルナ先生の言葉に、カイ君と揃って首を傾げる

染めてる訳でもないのに、最初は黒色で…

今は、それには似つかないクリーム色の髪


…特殊変異、とかなのかな?