水晶の涙




植物園の中は

赤や黄やオレンジ
緑や青や紫…

色取り取りの花が咲き乱れ、木々に実る果実も、とても鮮やかで綺麗な色をしている


「―…―」
〈助けて〉

そんな中で聞こえる


声と一緒に聞こえる心の声は
助けを求めてる


「アリア、何を…」


『…静かに。』


「…っ!」

声を掛けてきたカイ君の口を人差し指で軽く押さえた

ビクリッ
としながらも、静かになった様子を見て、改めて耳を傾ける


そして

「…――」


「!今のは…」


『…見つけた。』

倒れた植木鉢の下敷きになり、身動きがとれないでいる

闇夜色の

小さな小さな
命を