水晶の涙




「…んで、女誑しが最初に案内する場所は何処だ?」

カイ君の中で


レン君=女誑し
という式が成り立ったらしい

私の中でも、その式は成り立ちつつあるけど…


「女誑しとは失礼な…僕はただ、美少女と親密関係をと…」

女誑しと言われて不快だったのか、眉を曲げて真剣に話だしたレン君を


「あー…別にそんなのどうだっていいから、取り合えず教室から出て探索開始!」

…ルシルちゃんがその話を強制終了させ、レン君の腕を掴みズルズルと教室の外へと連れて行かれる


『…私達も、行こっか。』


「だな。」

そんな二人を見つめながら後を追う私とカイ君を、見つめていたハルちゃん


『ハルちゃんも、行こ?』


「………」

無言で立ち上がると、ハルちゃんは私の30cm位後ろを歩き出した