水晶の涙




「は…な、何…えぇ!?」

顔を赤くしながら手を摩るルシルちゃんは、正に

茹でタコ状態

「で、名前は?」


「…る、ルシル・ティニー…」

そんな姿を見て微笑しながら、今度は本を読んでる女の子の手を掴んだ


「君の名前は?」


「…ハル・リイチ。」

ハル、と名乗った女の子は、少しだけ目線を向けるだけの反応

それ以外の反応は無し


「じゃあ、ハルちゃんね。よろしくね、ハルちゃん。」

ルシルちゃん同様、手の甲に唇を近づけようとしたけれど、パシリとレン君の手を素早く払いのけ、静かに顔を上げた


「…触らないで。」


無表情で静かに言うハルちゃんの言葉に、少し恐怖を感じたのは私だけじゃないと思う


「強気な君も可愛いね。」


女誑しだ

私とカイ君とルシルちゃん、ルイ君もこの場に居たのなら、皆がそう思ったと思う