水晶の涙




教室の中には
15人から20人位の生徒


150中、これだけの人数が浄化能力5から6

…やっぱり少ないな…


「ね、名前は?」


『…ぇ……私?』


「うん。」


一番前、横から二番目の席の

黒茶の髪と、ぱっちりとした目の女の子が
首を傾げながらこちらを見ていた


『…アリア・サラって言います。』


「じゃあ…アリアちゃんだね!私は、ルシル・ティニー。よろしくね、アリアちゃんっ♪」


その場を立ち手を差し出した女の子

ルシルちゃんのその手を


『…こちらこそっ』

そう言って、握った


「えへへ♪」

にっこり笑いながら握り返してくれたルシルちゃんは
素直に可愛いと思えた