水晶の涙




「…あれ?掲示板は?見なくていいの?」


『それは、ルイ君がさっき説明してくれたし、別にいいかなーって…』


「アリアちゃん…!」


何故か嬉しがるルイ君を見て
カイ君が不機嫌な顔をした


「ルイの説明が全部あってるかなんて解んね…」
「だよねっじゃ、行こっか♪」


私の繋いでない方の手を取り、校内へと進みはじめたルイ君に


『うん!』

元気よく頷いて、私も続いた


「………」


…カイ君は、「お前らなぁ…」
って呆れた顔をしてたけどね


『…楽しみっ』

ルイ君、と言う速くも出来た友達に、とても嬉しくなった


他にも友達…
出来るといいな♪


そう心を踊らせていた、私でした