水晶の涙




「ね、アリアちゃんはクラス分けの結果は見た?」


『ううん、まだ…』


何組何組っ♪と聞きながら目を輝かせるルイ君に苦笑いをしながら答えた

そういえばルイと話してる間に
すっかり忘れてた…


「お前は?見たのかよ。」


「俺は浄化能力4だからBクラスだ!」


『?Bクラスかぁ…同じくらすだったらいいねっ』


ルイ君の言葉に
首を傾げながら頷いた

クラス分けと浄化能力に
関係なんてあるのかな…


「…もしかして、知らないの?浄化能力の高さとクラスの分け方は比例しるんだよ。」


『比例?』


「そう、

浄化能力6と5の人達は
Aクラス

浄化能力4と3の人達は
Bクラス

浄化能力2と1の人達は
Cクラス

そして、その他の例外が
Dクラス

…ってな感じでねっ」


『おぉ、分かりやすいっ』


ルイ君は「だろ?もっと褒めてっ」とドヤ顔

その顔が可笑しくて、密かに笑った