「まぁでも、落ちこぼれな分、心の痛みとか苦しみとか、悩みとかは人一倍、解ってくれる奴ばっかりやから。」
「だねっ」
明るく頷き合うジュンちゃんとカンナちゃんに、一瞬だけど、何故か泣きたくなった
「俺達は、多少の事じゃあ動じねぇんだよ。だから…お前も、話してみろよ。」
『私も…?』
「そうだ。」
私を近くの席に座らせると、ライン君はしゃがんで、私に目線を合わせる
その目はとても真剣で、私はその目を見つめた
「お前さっき、この世の終わりみたいな顔してたろ?だから、嫌な事とかあったんじゃねぇかなって…」
「えっ…?アリアちゃん、誰かに虐められたりしたの?」
カンナちゃんは心配そうに私を覗き込むと、続いてジュンちゃんは私の両肩に手を置いた

