水晶の涙




「ね、ライン。アリりんって、新入りなん?」


『…新入り…?』


私が何の事が解らず、
?を浮かべながら首を傾げると

「えっ、違うん?」
とジュンちゃんは少し驚いた


「違う。アリアはAクラスだ。」


ライン君がそう説明すると、カンナちゃんとジュンちゃんは目を見開き、
リオ君はまた、一瞬だけポテチを食べている手を止めた


「Aクラス!?マジ!?」


「私達と次元が違う…」


『だ、だから、そんな事ないってば!』


ライン君と同様、必死にそれを否定すると、リオ君は何故か首を傾げる


「Aクラスって、僕達からしたら神の域のクラスだよ。…もっと自慢したら?私はAクラスなんだ!って。」


『だ、だから…』


そんな事ない

って、言いたかった


さっきライン君に言った通り、私がAクラスになったのは、
たまたま浄化能力がAクラスの範囲だっただけなんだ