水晶の涙




「体の具合は大丈夫なの?」


『…うん。』


レン君は、「そっか。」と言うと、直ぐに真剣な顔つきになり、私を真っ直ぐに見詰める

私もレン君を、じっと見詰めた

するとレン君は、眉を潜め、少し低めの声で発した


「…アリちゃんは、何で'こんな事'になったのか、解る?」


…レン君の言う、'こんな事'って言うのは、私を蔑む様な、この異様な皆からの反応の事だと直ぐに解った

'こんな事'と言う部分を、少しだけ強めに言って強調したレン君に少し俯き、静かに首を振る


「…ここは、悪魔を浄化する為、抹消する為に作られた学校なんだ。」


『うん…』


「そんな学校でアリちゃんは…何をしたと思う?」


私から離れ、一番近くの開いた椅子にレン君は座ると、睨む様にこちらを見た