水晶の涙




『ルシル…ちゃん。』


一歩、一歩と、
ルシルちゃんに手を伸ばしながら、近づく

けど


「こ、来ないで…!」


それに対し、叫び声に似た声を発し、ルシルちゃんは悲しそうに、

俯きがちに、目を逸らした


『……っ』


な…んで、?


そんなルシルちゃんの姿に、私の動きは硬直する

その代わりに、自分でも気づかない内に、手の拳に力が入った


「来ないで…って、意味わかんねぇよ…。お前、アリアの友達だろ!何で、そんな事…」

「アリちゃんは、この学校で、最もやってはならなたい事をしたんだよ。」


静かな声で、そう口にしたのは


『レン君…』


レン君は、私の前まで来ると、にっこりとした笑顔を作った