水晶の涙




教室がもう、
目と鼻の崎の所にまで来た時

事態は、起こった

…否、もう
既に起こっていたんだ


「…あの子だ。」


「ぅわぁ…本当だ。」


私の横を通り過ぎる生徒は皆、私に痛々しい視線を向け、1mは距離を取り、避ける様にして離れて行く


「んだよ…これ…ッ」


『……』


カイ君は目を見開き、信じられない、とゆう表情で、その場に立ち尽くす

私も思わず立ち止まり、カイ君の横で俯いた


「…行くぞ!」


ガシリ、と私の腕を掴み、カイ君はずんずんと教室へと近づいて行く


―ガンッ


カイ君は教室のドアを力任せに、乱暴に開けた

その中で、
一番に目に入ったのは


「…ぁ……」


私の姿を見て、困惑する

ルシルちゃん