虹のような広い心で [上]

「よしっ!これで大丈夫。また手から血?」
「はい。今日は画鋲が刺さったんです」
「なずなはささってばかりね。でも、綺麗に治ってよかったわね」




先生があたしの手を触った




先生の手はサラサラしていて気持ちよかった




「早く帰りなさい。もう下校時間はとっくに過ぎてるのよ?」





先生はあたし達を追い出して、また保健室の中へ消えていった





「ありがとうね。愁」
「いや、守れなくてごめんな」




大丈夫っと言って愁の隣を歩いていた