虹のような広い心で [上]

「なずな手伝うよ」
「いいよ。手怪我しちゃうよ。あたし一人でするから先帰ってていいよ」





またしゃがんでたくさんの画鋲を一つ一つ拾っていく




「なずなちゃんもそ―言ってるんだし、愁帰ろうよ!!」
「・・・さい」
「え?」
「うるさい。俺はなずなの彼氏なんだ。彼女がこんな状況で帰れるかよ」





愁が初めて佐原先輩を突き放した




あたしはびっくりして手に持ってた画鋲を床に落とした




「あ゙――――っ!節句拾ったの落とすなよ!」





だって、愁が・・・





「なによ!愁はあたしといてくれるんじゃなかったの!?」
「俺がいつお前といるといった?お前がついてきただけだろ?てかなれなれしく愁とか呼んでんじゃねーよ」