虹のような広い心で [上]

そっかぁ、そなたは知ってるんだ




「あたしね、この前まで自分が自殺未遂だってこと忘れてたんだ」
「えっ・・・そうなの!?」





やっぱり、そなたはあたしが覚えてる前提で話したんだ




でも・・・でもね、どんなに自殺したいぐらいに苦しくたって




愁がいればどおってことない




愁がそばであたしの隣で笑ってくれるなら、あたしは自殺しない




「愁が、あたしのそばから居なくなったら・・・また自殺を図るかもしれない」




ぼそっと言ったあたしの言葉をそなたは聞き逃さなかった