先輩のおでこがあたしのおでこに当たった




「ん~、熱はないみたいだな」
「大丈夫だよ。あたしめったに風邪ひかないし。じゃーね。また明日」
「あ―――なずな」
「ん?どうしたの?」
「佐原のことは、気にしないでいいからな。あと1週間したら、俺お世話係じゃなくなるから。それまで我慢してな?」





1週間




「お安い御用だよ!我慢する」





先輩と離れるのに比べたら1週間なんてどおってことない





「じゃーな、寒いからもう入っていいよ」
「うん。バイバイ」