虹のような広い心で [上]

家を離れてこの学校に通ってるらしい




「何が食べたい?」
「そ――だな。唐揚げ」
「愁ってふふっ子供みたい」
「俺からあげめっちゃスキなんだよなぁ」





唐揚げを語ってる愁はすごくきらきらしていた





本当に好きなんだろう




「あのぉ・・・あたしを無視しないでくれる?」





あっ、佐原先輩忘れてた





一気に現実へ引きずり込まれる