虹のような広い心で [上]

保健の先生は唯一あたしたちを呼び捨てにしてくれる先生だ





「なにかあったの?めったに怪我しないのに」





そう、あまり怪我のしたことないあたし





保健室なんかあたしには無縁だった





生まれながら持ったきれいな手と体と顔




ニキビ一つない白い肌





あたしは、昔から自分が大好きで、自分の体が傷つくのも汚れるのもいやだった