「顧問としてRUIを探してるんですね?」 俺は寺島の顔色を伺いながら話した。 「君が何を知りたいのか分からないけど、RUIをただ探したい、見つけたい」 寺島はこれ以上何も言わなかった。 「よし、着いた。今回捜索する練習場だ」 寺島はそのビルを見上げた そのビルはこの前、俺が入ったペンキ塗りのビルだった。