side 優







2人がリビングから出て行った。






…ふざんけんなよ。






やっぱりそうだったのかよ。






今までずっと「俺はタメと年下には全然興味ねぇから」って言ってたくせによ。






「萩原、お前どーゆうことだよ。」





「悪りぃ。本当は2人がいつか上手く行けばずっと黙っていようかと思ってた。






だけど、付き合ったことないって二ノ宮が言った時、止められなかった。





好きな人がいないなら振り向かせてやりたいって思ってしまった。





だからあんなこと…」







と俯きながら話す萩原。






いくら親友でもイライラする。






落ちつかない。





今すぐ二ノ宮をどこかに閉じ込めて、自分しか写らないようにしたい。