「お嫁さんに・・・・・・してくれるの?」 「約束しただろ?10年も待たせちゃったけど」 涙が、静かに頬を伝う。 言葉が出なかった。 “大人になったら俺のお嫁さんにしてやるよ” あの夕焼け空の下での約束を・・・・・・ 信じてきて良かった。 「もう俺から離れらんねーけど、それでもいい?」 「うん。私も離れたくない」