「何なの、お前ら。話聞いてると、イライラしてくる。ハッキリさせろよ」




あきら君は、ラテを混ぜながら私をにらむ。






「ハッキリって・・・・・・何をどうハッキリさせるの?」




「片桐さんの気持ち、お前に向いてんじゃねーの?」





片桐さんの気持ち・・・・・・?



そんなはずない。





「わからない。どうして抱きしめてくれたのかわからないの。それに、あれから連絡ないし、怖くてメールもできないし、店にも来てくれないし」




「あ~!!うぜー。回り道しすぎだろ。もっと、ポンポンポンってテンポ良く進展しろよ」





そんな・・・・・・


無理に決まってる。





相手は、あの片桐さんだよ?




みんなの人気者の片桐さん相手に、ポンポンポンって・・・・・・