「…じゃあ、俺こっちだから」 「あ、うん。また明日ね!」 少しずつ離れていく距離。 思わず振り返ってみるが、もちろんそこに彼の姿はなく。 再び足を進めていると、途中“春”と呼ぶ優太の声がしたが、考えすぎだと思い、そのまま振り返ることはなく帰宅した。 次の日、部活見学に行った2人は結局入らなかったとか。