「そうなんですか?」 「あぁ、アイツは本当にどうしようもない奴だよ」 相馬様は、呆れたように笑ってらした。 「鈴音も知っているかも知れないね。 きっと、聞いたコトはあるよ。 仲村家の息子さ」 仲村家の…息子。 相馬・守谷・仲村と言ったら、この辺りでは有名な名家。