「好きだ…樹里」 耳朶を甘噛みされ、あたしはビクリと震える。 同時に甘い言葉があたしを攻める。 こんなに幸せな時間…今まで過ごしたことない。 あたし、今すごく幸せ。 好きだよ、廉……。 あたしは彼の愛撫を受け止めながら、そう思っていた。