そのまま軽々とお姫様抱っこされて、寝室に運ばれた。 今…すごく彼の体温が欲しい。 抱かれたい……。 ――ドサッ… ベッドに倒され、優しく見つめられる。 「廉……」 あたしを愛しそうに見下ろす彼。 愛しくなって、ふいに彼の名前を呼ぶ。 「樹里、愛してる……」 「あたしも…愛してる……」 偽りのない、愛の言葉。 “愛してる” あなたにしか感じない 特別な感情――…。